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2006年の汽車旅8-前編- [汽車旅2006]
2006年8月25日(金曜日)、JR東日本新宿8番線で、中央本線23時47分発の快速東京行き終電が発車した直後、向かいの7番線から臨時快速〈ムーンライト信州83号〉信濃大町行きが入線(5号車指定席モハ189-28)。1・6号車のクハ183形1500番台は中間車の189系旧ASAMAカラーに色を合わせた。

23時59分に発車するも、1分後には8月26日(土曜日)へ。三鷹までの複々線ではオレンジ色をの201系の各駅停車青梅行きと早くもデットヒート。追いつき追い越されるのくりかえしで、各駅停車青梅行きに乗る人々は、臨時快速〈ムーンライト信州83号〉信濃大町行きの鈍足ぶりをどう思っているのだろうか?
三鷹で各駅停車青梅行きを止まらせて、当然の如く、先を行く。ここから塩尻から入る大糸線の松本までは複線だ。
速く走っても、早く着くだけなので、鈍足を気にすることはないけど、隣席のオバサンは車内検札のベテラン車掌につぶやいた。
「発車時刻が0時だったら、いいのにねぇー」
発車時刻が23時59分なのにはいろいろと理由はあるようだが…
「お気をつけて」
とベテラン車掌はねぎらいの言葉をお客1人1人にかける。いい光景だ。
立川へ着く頃には深い眠りにつき、気がつけば大糸線。朝5時過ぎに夜は明けた模様だが、雲におおわれている。車内はトイレと洗面所があわただしい。
終点信濃大町1番線に到着し、3番線から発車する快速南小谷行きワンマンカー(クモハE127-106)に乗り換え。ちなみに信濃大町では立山・黒部アルペンルートのきっぷを販売しているという。どんなきっぷかはまたの機会に見てみたい。
終点南小谷は駅の外にある姫川のせせらぎを聞きながら、朝食をとる人が多く、ほのぼのとした雰囲気だ。山の中にあるところとあって、クーラーがなくても、充分涼しい。
折り返し、各駅停車松本行きワンマンカーが3番線に到着すると、2番線は人であふれる。駅の外でくつろいでいた面々は2番線へ移動するも、時すでに遅しである。
JR西日本の普通列車糸魚川行きワンマンカー(キハ52 156:朱色の国鉄カラー)はやっぱり1両。臨時快速〈ムーンライト信州〉の運転日には2両に増結するなど、対策をしてもらわなければ困るが、ホームに乗車案内の位置をつけてくれたのはありがたい(南小谷はJR東日本の管理駅で、以前から要望が多かったのだろう)。
終点糸魚川で北陸本線の普通電車富山行き(クハ455-65:弱冷車)に乗り換え。2006年3月18日(土曜日)のダイヤ改正で、419系から455系にChangeされていたが、今まで相席なしという余裕で発車したのに、夏休み最後の週末(一般的に小中高の期間)とあってか、座席はほとんど埋まっていた。
発車すると、姫川を渡ると、北陸新幹線の“オシャレな高架”が姿を現した。2010年代に金沢まで延伸することは間違いないだろう。そして、青春18きっぷ客にも多大な影響を及ぼすことも間違いないだろう。
9時15分、市振(Ichiburi)-越中宮崎間でやたらとタイフォンがうるさいなぁーと思っていたら、なんと臨時特急〈リバイバル白山〉長野行きとすれ違った。
車内の中吊り広告で目立っているのは、『レールビズ・スタイル、増えています。』というもの。東京へはヒコーキや高速バスよりも鉄道がいいということをアピールしているもので、北陸新幹線が開業すれば、今まで毎時1本の運行(特急〈はくたか〉と上越新幹線の乗り継ぎ)が2~3本に増えて、より便利になり、「レールビズ」が流行語になるのかもしれない。
2006年2月28日(火曜日)でフォーエヴァーとなった富山港線は富山口と富山7・8番のりばをブッ壊すという悲しい光景を目にしながら、終点富山に到着。駅も改良工事が行なわれており、北陸新幹線の受け入れ態勢を整える。
ここからは2006年4月29日(土曜日・みどりの日)に開業した富山ライトレール富山港線“ポートラム(次からはそう記す)”〔富山駅北電停〕へ。JR西日本として役目を終えた富山港線は路面電車として、再生していた。もちろん、当方はそれを知っており、ようやく乗車することにこぎつけた。
運賃は大人200円(子供100円)均一だが、2007年3月31日(土曜日)まで、平日は富山駅北9時06分発から16時30分発までと土休終日は大人100円(子供50円)で利用できるようになっている。多くの人々に乗ってもらい、ココロもつかみたいところであろう。
本数もJR西日本時代は日中1時間に1本だったのが、15分おきに倍増。当然、利便性が大幅に向上したワケで、利用客も多い。
富山駅北のホームベンチはJR西日本223系1000・2000番台の補助シートと同様、人が立つと、自動的に収納する仕組みになっている。
周辺案内地図は日本語のほかに、中国語、韓国語、Engrishなどが併記されている。最近は大相撲の外国人力士時代に歩調を合わせたのか、英語だけの併記では物足りなくなっているようだ。また、レールには芝生があるのが気になるが、暑さ対策なのだろうか。
オシャレな超低床式の路面電車が入線し、1番線から10時30分に発車する岩瀬浜行き(TLR0601B:ワンマン運転。白い車体に赤い帯)へ。電停には発車時刻の案内表示があるものの、なぜか15分遅くなっていた。ここへ戻ってくる頃にきちんと修正されていたが、細かいミスは命取りになるので、気をつけたいところだ。
運転士はお客の運賃徴収を終えると、幕を下ろして、暑さをシャットアウト。そして、注目のポートラムに乗り込むが、撮影に没頭していたため、坐れなかった。
ドアはプラグドアで、JR北海道のキハ183系5000番台、JR四国2000系、JR東日本キハ110系シリーズ、東武鉄道100系などが採用されているが、凍結防止が目的なため、広く普及していない。
車内はセミクロスシートで、意外にも優先席がないため、携帯電話について「電源OFFにして下さい」という姿勢だが、携帯電話の電波をシャットアウトすることはできない。私も携帯電話の電源を切って、ポートラムを堪能することにする。
節電対策なのか、車内に照明も電源OFFだが、綺麗な車内でカバー。次駅案内装置は最近、普及しているかのように思えるLCD(音声のない液晶テレビ)を採用した。ちなみに始発はすべてのドアから乗ることができるが、次の電停からは“先頭車のうしろに乗り、前で降りる”というパターンをとっている。
インテック本社前で1人乗り、左折して橋を渡ると、赤信号でストップ。前面展望をする立ち見のレールファンらしき老練の男性は既設の富山港線の合流地点を見たいのであろう。
奥田中学校前付近で左折し、既設の富山港線へ。ここで富山駅北行き(ワンマン運転。イエロー帯の車両)と行き違う。ここからはスピードがあがり、下奥井に到着。ドアは開かない。乗降客がいないからだが、ボタンを押し忘れたお客がいると考えるのが定石通りなのだろう。普通の路線バスなら、あっさり通過するが、鉄道はそうもいかない。
城川原で富山駅北行き(ワンマン運転。パープル帯の車両)と行き違い、蓮町は下車客が多いものの、それでも立客はいる。
大広田で富山駅北行き(ワンマン運転。黄緑帯の車両)と行き違い、2分停車。全線単線のため、こういう停車はよくある。15分おきなら、普通は複線なのだが、限られたスペースの中でやっていることなので仕方がない。
予想通り、競輪場前で大量下車し、終点岩瀬浜に到着。ポートラム全線完乗を達成したが、日差しはキツかった。
しばらく散策をしたあと、12時46分発の富山駅北行き(TLR0607B:ワンマン運転。パープル帯の車両)へ。運転台のうしろに陣取るが、座席ではなく、台車の上に坐っているが…
車内では白えびまつり隊が無料券を配布し、当方ももらう。このルポの翌日にはそういう祭りがあったのだが、行かなかった。
東岩瀬は既存ホーム(JR西日本時代)の反対側にポートラム用の電停を作ったが、富山駅北と岩瀬浜以外はすべて“相対式”となっている。
運転台は高い位置にあり、ワイド。モニターが2つあり、横長サイズはA車の乗車口、縦長サイズは最後部車両の様子を映している。また、クルマと同様にウインカーがある。
運賃箱は両替式とは困ったもので、つり銭がつくようなタイプにして欲しかった。また、自社のICカード、Passcaに対応している。将来はJR東日本のSuica、JR西日本のICOCA、JR東海のTOICAにも対応できることを期待している。
城川原はポートラムの車両基地があるところで、運転士をChange。そして、岩瀬浜行き(ワンマン運転。赤い帯の車両)と行き違う。
奥田中学校前を発車すると、右へ曲がり、“新線”を走る。完全廃線となった区間はすでにレールと架線がはがされており、そのあとはどうなるのだろうか? 遊歩道になるのか、駐車場ができるのか、家が建つのか? さて、どちらでしょう? 答えは現時点(2006年9月16日)、誰も知りません。

終点富山駅北に到着。利用率も上々で、これからの発展も楽しみではあるが、課題も多いようである。くわしくはhttp://www.t-lr.co.jp/へどうぞ。
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電車・バスに乗って出掛けよう!ということで 今日は、7人でポートラムに乗ってきました。{/cars_train/}{/hikari_pink/}{/hikari_blue/}{/kirakira/} きのうまではずーっと雨続き{/kaeru_rain/}だったので、きっと今日も雨…[続く]
往路:6月2日(金) 京八王子→新宿:京王線急行新宿行き 新宿 → 穂高:ムーンライト信州81号 穂高 → 松本:松本行き普通 松本 →名古屋:しなの2号(自由席) 名古屋→ 鶴橋:近鉄特急 鶴橋 →天王寺:大阪環状線 運賃:周遊きっぷ京阪神ゾーン+近鉄株主優待切符 JRの運賃は600…[続く]
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岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてー ごっこ









楽しく旅を楽しませて頂きました。有難う御座いました。
北陸は仕事以外では一度しか行ってないのです。その一度も家族連れ、しかも雨降りで、電車にも乗れず、写真もろくに撮れませんでした。
富山、金沢、福井地区の私鉄を回るのが永年の夢なのですが、最低、一泊は必須なので、なかなか実現できません。そこへ、このルポ。私の北陸願望も少しガス抜きが出来ました。
御礼まで。
by む〜さん (2006-09-17 06:32)
こんにちは:
小生のムーンライト信州81号乗車記をTBさせていただきました。
ムーンライト信州83号は、運転日が少ないので希少価値がありますね。
また、大糸線ディーゼルカーの旅は、小生も一度やってみたいのですが、なかなか機会がありません。来年は、是非とも挑戦してみたいと思っています。
by zba03198 (2006-09-17 10:34)
む~さん、ありがとうございます。
北陸は何度か行っていますが、夏はけっこう暑いです。地鉄は路面電車は制覇したものの、“電車”のほうはまだ乗っていないので、これからの課題になるでしょう。黒部峡谷鉄道もそうですが…
by 岸田法眼 (2006-09-17 15:06)
zba03198さん、ありがとうございます。
<ムーンライト信州>はいつも81号に乗っていますが、83号は初めてです。
大糸線気動車は国鉄カラーに復元した車両は2種類あります。運がよければ、お目にかかることができます。また、青春18きっぷでは“北陸の近道”という存在ですね。乗車券は立川まで買えばいいのでおトクです(<ムーンライトえちご>だと高いです)。
by 岸田法眼 (2006-09-17 15:08)
岸田法眼さま
トラックバックありがとうございました♪
ポートラムを契機に市電(路面電車)も早くLRTを導入してほしいと思う今日この頃…です。でも、新幹線が開通するまではないのかな。。。とも思っています。
ちなみに、こちらからもトラックバックさせていただきました。
by ちこ (2006-09-17 21:20)
ちこさん、どうもありがとうございます。
地鉄の路面電車にも導入される可能性はあります。北陸新幹線延伸後(「長野新幹線」は北陸新幹線で、今も“世を忍ぶ仮の姿”なのです)には相互直通運転が行なわれるようですよ。
by 岸田法眼 (2006-09-17 21:31)