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azusa
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オマタセ、ベイベー。イッツ・ショータイム。
『鹿島鉄道一日フリーきっぷ(土休と12月29日から1月3日まで有効)』はホームにある石岡車掌区・運転司令室で販売。さっそく求めると、石岡までの乗車券の提示を求められる。青春18きっぷを見せると、買うことができた。『鹿島鉄道一日フリーきっぷ』を利用する場合、Suicaは自動改札機にタッチ&ゴーするより、あえて券売機で乗車券を買ったほうがよさそうだ(Suicaはオレンジカードの役割もある)。
10時16分、鉾田行きワンマン列車が“「案内放送」という名の前触れ”もなく、石岡機関区から入線。それでは、まいりましょうか。前編で出題した「ウソつき4択」の正解はこちらです。

正解は②の車両です。
正解なさった方はhttp://www.chukai.ne.jp/~shintaku/にアクセスし、「占い」にクリックして下さい。貴方のショーバイマネー(得点)が出てきますよ。
さて、鉾田行きワンマン列車(601:チョロQ号。1936年製)の車内はロングシートだが、木の床、ホンモノの網棚など、古い車両ならではのレトロなムード。ちなみに冷房もついている。


鹿島鉄道のワンマンカーはJR北海道と同じ、前乗り前降り方式で、始発の石岡では発車前限定で車掌が乗って、乗車券の販売を行なっている。常磐線からの乗り換え客が多く、サービスがいい。
照明は経費節減なのか、全部ついておらず、一部消灯。石岡機関区寄りには自社運賃精算済みの精算券発行機(常磐線に乗り換えた時、車掌が通りがかったら、渡してJR東日本の運賃を払う)がついているが、石岡の跨線橋入口に車掌が立って精算しているため、使う機会はなさそうである。また、車内は携帯電話をマナーモードにしてもらうよう、案内しているが、優先席はどこにもない。
10時27分、中間と後方のドアが閉まる。地元のオバチャンの話を聞くと、鹿島鉄道はなくなり、バスに引き継がれるらしい。この当時、鹿島鉄道は国土交通省に廃止の届出を出しているが、新しい業者に譲渡して、鉄道事業は存続する道を模索していることしか知らない。そんな話は信じたくないが、利用客の半分は『鹿島鉄道一日フリーきっぷ』を持っている。1両だけの運行なので、すべてのお客は坐れなかった。ちなみに発車前、男の子のお孫さんがドングリを大量放出し、ポニーテールをした50代のおばあちゃんは収集してくれるお客に平謝りするひと幕があった。
常磐線、651系の特急<フレッシュひたち13号>勝田行きと普通電車上野行きからの乗り換え客で更に増え、発車ベルが鳴ると、10時29分、発車した。車内はトークタイムと化し、放送が聞き取れない。
左に曲がって常磐線と別れ、坐り切れなかったお客のうち、男女6人は前面展望。進行方向左側、1番前のロングシートに坐っているので、覗き込むのもひと苦労だが、直線を心地よいノロさで走る。この直線区間は長い。
玉里(Tamari)で初の下車客が現れ、若い女性1人下車。ちなみに運賃表はボードで掲示している。
東京都交通局都電荒川線と同じ汽笛を鳴らし、西高浜へ。乗るオバサンと鉾田行きワンマン列車がほぼ同時に到着するタイミングのよさに脱帽。
まっすぐ進んでも左右に揺れ、四箇村(Shikamura.駅名板はなぜか「四ヶ村」になっていた)に到着。発車すると、すぐ右に曲がるため、長い直線はここで終わる。
車内では乗り心地を楽しむ人、新聞やマンガを読む人などが多い。レールファンや興味がてらに利用している人は前者、日常の利用客は後者といったところだろう。
数少ない有人駅の常陸小川(Hitachi-Ogawa)に到着する直前、道路では撮影隊がいくつか見られた。クルマで駆けつけたところもあったようだが、止めたところが駐車禁止エリアでないことを願う。また、撮りに行くぐらいなら、乗って欲しいなと思う。レールファンは私みたいに乗る人、一世一代のナイスショットを目指して撮る人など、様々ではあるが、駐車禁止の取り締まりがより厳格化した以上、クルマでの来訪は駐車場を事前に調べたほうがよさそうに思える。
常陸小川では看板車両、KR500形の石岡行きワンマン列車と行き違う。鹿島鉄道の車両がすべてKR500形に置き換えられなかったところをみると、新車が投入できないほど追い込まれていたことを物語る光景だ。
小川高校下を発車すると、遮断機のない踏切を通る。なかには遮断機どころか、警報機さえもない危険な踏切もあった。クルマが通るようなところだとは思えないが、事故が起これば東武鉄道伊勢崎線竹ノ塚付近の手動式よりも問題視されていただろう。ちなみに竹ノ塚の踏切はその後、自動化されたが、もっと早くやっていたら、痛ましい事故が起こらずに済んだはずで、くやまれる。
ローカル線っぽく、線路に雑草が生え、やがて進行方向右側には霞ヶ浦が見え、撮影隊が集中。車窓は“霞ヶ浦レイクショー”となる。

幼少の頃、霞ヶ関と霞ヶ浦の区別がつかず、霞ヶ関ビルは霞ヶ浦に建っているものと思っていた。今となっては笑い話である。また、東武鉄道東上本線に「霞ヶ関」という駅があり、ややこしい。
車内のお客は徐々に減ってゆくが、車窓は12月でもススキがしっかり根づいているなど、まだ秋を感じさせる。
霞ヶ浦レイクショーは八木薪(Yagimaki)到着目前で終わり、しばらくは“国民の病”であり、花粉症の天敵でもある杉の木を眺める。
発車して、再び霞ヶ浦レイクショー。空席はあっても、前面展望に興味のあるお客はレールファン以外でも多く、石岡から乗っているグループ客うち、女性2人は車窓を満喫していた。
浜を発車すると、左へ曲がり、霞ヶ浦レイクショーは終わりを告げる。
玉造町(Tamatsukuri-machi)で大量下車が発生。車内は一気にすき、ディーゼルエンジンはよりいっそうのうねりをあげる。鹿島鉄道の歴史と同様、平坦な道のりではない。
榎本(Enokimoto)では鹿島鉄道みずから鼓舞するかのような、『ガンバレ! かしてつ』のKR500形“夢塗装車”の石岡行きワンマン列車と行き違う。“まだまだやれる”というヤル気があるという表れで、心強い。

榎本を発車すると、少々飛ばして左右によく揺れ、11時24分、終点鉾田に到着した。
ここでは10人ほどのレールファンが待ち構えていた。折り返し、石岡行きワンマン列車まで、30分ほどあるので、じっくりとゆっくりと、あわてず騒がずの撮影ができる。レールファンは心を込めて、鹿島鉄道鉾田駅の姿を目に焼きつけるかの如く、撮っていた。

鉾田は立ち食いそば屋が併設されており、ひと足早い昼メシをとる人もいた。また、たい焼きも売っており、私はクリーム味を食す。
駅の窓口で『鉾田線~いろんな夢がある~サウンドWrap(税込1,000円)』のCDを購入。新星堂といった大手のCD屋では売っておらず、鹿島鉄道だけが販売している。

CDを買って、鹿島鉄道の増収に努め、多くのレールファン共々、継承社による鉄道の存続を願っていたが、2006年11月19日(日曜日)、再建を断念する貼り紙が窓口に貼られていた姿を見て、背筋が凍った。こまめに撮る私でも、この貼り紙は撮る気になれない。
鹿島鉄道はなくなっても、鉾田線が生き続けることを信じた沿線住民の願いは散ることになった。大変残念である。これにより、2007年3月31日(土曜日)で鉄道は消え、バス転換に向けて、調整中である。
私は「廃止」という言葉を使うのは好きではなく、「フォーエヴァー」を使っている。映画では①完結編②最終回という使われ方をしているので、「廃止」で悲しく、惜しむのではなく、「フォーエヴァー」で労をねぎらい、新たな旅立ち、最後の旅立ちを静かに見届けよう。




ステーションギャラリーでは関鉄レールファンCLUB主催、鉄道模型の運転会が行なわれていた。入場無料なので、さっそく入ってみると、スタッフの男性から硬券入場券を渡され、更に、この日から『鹿島鉄道オフィシャルDVD 鹿島鉄道の旅(本体2,800円)』が発売。奮発して購入する。2007年4月1日(日曜日)以降、もう見れない車窓なのだから。


さて、鉄道模型は首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスや関東鉄道、鹿島鉄道、新幹線の車両など、“夢のオールスター”となった。そして、『みんなでカシノリ』というサボも展示していた。
「みんなでカシノリ、野球はカツノリ、食べる前にノム」
という早口言葉を思いついたのであった。

★備考
①鹿島鉄道ホームページ…http://www.katetsu.co.jp/
②鹿島鉄道の参考記事として、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E9%89%84%E9%81%93とhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E9%89%84%E9%81%93%E7%B7%9Aもあります。
③2006年1月27日(土曜日)に『第5回みんなでカシノリ(最終回になる模様)』が行なわれます。この記事を掲載している2007年1月8日(月曜日・成人の日)時点、残席がある模様です。
くわしくはこちらにアクセスして下さい。
★お知らせ
2006年1月8日(月曜日・成人の日)、観客動員数は52,000人を突破しました。ありがとうございます。
茨城県内のJRと一部私鉄が2000円で一日乗り放題(但し9〜11月の休日限定)の「ときわ路パス」を使って旅してきました。 特に鹿島鉄道は来年(2007年)3月31日を以って廃止が予定されています。 結城駅からJR水戸・常磐・水郡各線、私鉄は茨城交通湊線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・鹿島…[続く]



岸田法眼さま、こちらでは初めまして。ご無沙汰しています。
いよいよ「ときわ路パス」が2月24日~5月6日までの土・日・祝日に発売されるそうです。
今回も3月31日でフォーエヴァーとなる鹿島鉄道もフリー区間に入っています。その代わりということなんでしょうか、今回から鹿島臨海鉄道・新鉾田~JR鹿島線・潮来間がフリー区間に追加されました。
詳しくは下記PDFをご覧下さい。
http://www.jrmito.com/news/070201/tokiwa.pdf
by ONKEN21 (2007-02-04 11:44)
どうもありがとうございます。常磐線は3月10・11日(土・日曜日)に583系の臨時快速<水戸観梅号>が仙台-偕楽園(往路)、赤塚-仙台間(復路)が運転されるので、「ときわ路パス」を使ってみたいですね。できれば、土曜日まるまるの汽車旅で使いたいところです。大洗鹿島線にも乗れるので、皇帝に夢が膨らみます。また、3月18日(日曜日)のダイヤ改正でE531系グリーン車がグランドオープンするので、楽しみも倍増ですね!!
by 岸田法眼 (2007-02-04 14:17)