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2008年の汽車旅3-4(大阪市交通局10系VVVFインバータ車試乗) [汽車旅2008]

◆大阪市交通局10系VVVFインバータ車試乗

天満橋で大阪市交通局(大阪市営地下鉄)谷町線(T22)に乗り換え。ホームの八尾南(T36)寄りは2両分のスペースがあり、8両編成化に対応できるようになっているものの、増結のメドはたっていない。

大黒柱の御堂筋線は予定通り、10両編成化され、堺筋線も相互直通運転をする阪急電鉄千里線と京都本線に歩調を合わせ、2両増結して8両編成化。四つ橋線も23系に統一後、1両増結して6両編成化されているものの、御堂筋線以外の路線は赤字というのが現状である。

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さて、ホームの先のシールドトンネルは断面と架線がないのが新鮮に見える。意外かもしれないが、東京には第3軌条のシールドトンネルがないのである。まるで“気動車が通るのではないか”と錯覚しそうだ。

P1320720.JPG

14時30分発の八尾南行き(1号車22602)へ。昔は大阪市営地下鉄の第3軌条各線に散らばっていた30系がやって来るかなと思ったが、22系だった。実は22系に乗るのは初めてで、これにより、すべての新20系シリーズに乗ったことになる。

 
八尾南行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
天王寺122602なし
 222102なし
 322802女性専用車
 422302なし
 522202なし
天満橋622902なし
女性専用車は平日初電から9時まで

22系は平成2年(1990年)に入団。23系と共に新20系シリーズで最初に投入された形式で、平成3年(1991年)には御堂筋線に21系、中央線に24系、千日前線に25系を投入。更に大阪港トランスポートシステムでも新20系シリーズをベースとしたOTS系が入団している。  

新20系シリーズは軽量ステンレス車体を採用。車内は10系・20系の暖色系を継承し、シートモケットには着席区分を表示。照明は蛍光灯にカバーをつけるなど、グレードの高い車両とした。また、今まで車体側面の帯はラインカラーに大阪市営地下鉄の紋所を入れていたが、これを白い帯の組み合わせに一新。車両全体に巻き、一体感を表している。また、大阪市営地下鉄の紋所は車両側面の両端に健在で、ラインカラーで表示している。  新20系の大量投入により、50系・100形は姿を消し、30系は一気に廃車され、谷町線用だけが冷房改造を受けて残留。平成7年(1995年)に大阪市営地下鉄の冷房化率は18年がかりで100パーセントを達成した。   

その後、OTS系は大阪港トランスポートシステムが大阪市営地下鉄ではないため、運賃が高いのが響き、利用客が伸び悩んでおり、2005年7月1日(金曜日)、路線を中央線に編入。そのため、24系に編入。更に近畿日本鉄道けいはんな線の開幕にともない、谷町線20系と中央線24系の交換トレードが発生。中央線から移った24系は22系に改番し、下2ケタは55から63にして、レールファン的にはわかりやすいようになっている。ちなみに元OTS系も現在は谷町線で活躍。シートモケットはブルーのままである。

さて、谷町線は3号車を女性専用車にしているが、御堂筋線とは違い、夢塗装車ではなく、平日初電から9時までの設定となっている。  

天王寺(T27)で御堂筋線(M23)に乗り換え。14時49分発の新大阪行きと14時53分発の千里中央行きは21系なのでパス。14時57分発の新大阪行きは10系リニューアル車なので、乗るのだが、その直後、1番線に天王寺止まりが到着。車両番号のある数字を見たとき、衝撃が走り、血が騒いだ。そのため、15時04分発の新大阪行きまで待つことにした。

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人が多いので、ジャマにならないようにしながら待つこと5分以上、2番線に新大阪行き(9号車1017:リニューアル車)が入線。10系リニューアル車だが、関西のレールファン注目のVVVFインバータ車である。先頭車の車両番号の下が細い赤と白の帯が2本交互にあり、大阪市営地下鉄ではこれを「10A系」と名づけているが、改番はされておらず、ここでは「10系VVVFインバータ車」と記すことにする。

新大阪行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
新大阪101117リニューアル車
 91017リニューアル車
 81917リニューアル車
 71317リニューアル車
 61217リニューアル車。女性専用車。夢塗装車
 51617リニューアル車
 41717リニューアル車
 31417リニューアル車
 21517リニューアル車
天王寺11817リニューアル車
女性専用車は平日終日

10系は大阪市営地下鉄では唯一の電機子チョッパ制御で、平成10年(1998年)から車両のリニューアルが行なわれているが、2006年秋からはVVVFインバータ制御にチェンジすることになった。  

これは電機子チョッパ制御がオーダーメイドの状態となったため、部品の確保が必要になったためである。このため、今後の10系リニューアル車はVVVFインバータ制御となり、電機子チョッパ制御は廃棄せずに確保。既存の10系が重大な故障に直面した場合、再利用ができるようになる。  

10系のVVVFインバータ制御化は第23・25編成で、リニューアルと同時に施行。2007年12月から2008年4月にかけて、リニューアル済みの第17・18編成も急きょ、VVVFインバータ制御化されることになった。  

10系の第17編成以降は昭和61年(1986年)から、平成元年(1989年)にかけて増備され、20系と同様に冷房の薄型化、側面の車両番号を切り文字にして、ささやかなグレードアップをはかっている。どうやら、10系のVVVFインバータ制御は第17編成以降となり、第16編成以前は電機子チョッパ制御のままになる見込みである。
 
10系比較表
方向号車車両番号チョッパ車VVVF車
江坂101100形電動車付随車
 91000形電動車電動車
 81900形付随車電動車
 71300形電動車付随車
 61200形電動車電動車
 51600形付随車付随車
 41700形付随車付随車
 31400形電動車電動車
 21500形電動車電動車
なかもず11800形付随車付随車

15時04分に発車。VVVFインバータ制御の音が聞こえる。電機子チョッパとは明らかに違う。走りも以前より、軽快になったように思う。スピードは従来と変わらないが、速さの感覚が違っているような気がする。VVVFインバータ制御化により、電機子チョッパ制御の6M4Tから、5M5Tへと変わり、1100形と1300形は付随車、1900形は電動車に変更されている(「M」は電動車、「T」は付随車)。

今回は10系ではおそらく初めてであろう、車端部へ坐る。空いているハシッコの席がそこしかなかったからだが、最初は暑かったものの、動物園前(M22)で改善。ひんやりしてきた。  

案の定、なんば(M20)-梅田(M16)間は混雑していたが、2009年3月20日(金曜日・春分の日)、阪神電気鉄道は阪神なんば線が開幕。これにより、終点梅田で御堂筋線に乗り換える必要がなくなるため、利用客の減少が予想される。御堂筋線は大阪市営地下鉄のドル箱路線のため、減収になってしまうと頭が痛いところだろう。

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中津(M15)を発車すると、地上へ。高速道路のように見えて、実は一般道路の新御堂筋と合流し、共に淀川を渡る。第3軌条路線ではスケールのデカい鉄橋を渡り、終点新大阪(M13)2番線に到着。全員の降車を確認したあと、留置線へ引き上げた。

 

P1320748.JPG

その後、1番線になかもず行きが到着するが、なんとオリジナルを堅持する10系第4編成が到着。第1~3編成が10両編成化により、分解された現在では最古参車両にあたるが、2007年4月7日(土曜日)乗車時では見た目が少々ボロボロで、見るに耐えないものがあったけど、修復されていた。

P1320754.JPG

 

10系第4編成のあと、1番線には留置線で休んでいた10系VVVFインバータ車の天王寺行きが入線。ガラガラの車内だが、ヘッドライトの点灯が“鬼の形相”と化し、15時35分、発車。次のなかもず行きは21系が入ってきたため、スケジュールの都合もあり、自動改札機を出ることにしよう。



今回の御堂筋線は関西のレールファンが撮影のターゲットにするであろう、10系VVVFインバータ車と第4編成を見ることができるとは運とツキがよかった。この日は京阪の新塗装車も見ることができたのだから、充実した1日と言えるだろう。そして、10系の次なるリニューアル車に選ばれたのは意外にもラストナンバー、第26編成である(備考③参照。画像は2007年3月2日に撮影)。  

10系のオリジナル車は少なくなっているが、電気笛の高らかな音はいつまでも耳に焼きつけておきたい(増備末期とリニューアル車は違う音になっている)。ちなみにJR東日本は電気笛の装備が標準となっているが、トーンが10系オリジナル車と微妙に異なる。

★備考

①今回の動画はこちらにクリック!!



②10系備考一覧はこちらにクリック!!

③住吉急行電鉄の日報「岸辺駅のホームから」は
こちらにクリック!!

④参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル1990年7月号』を使用。


★おまけ



















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コメント 6

ネオ・アッキー

 岸田法眼さんこんばんは。
大阪市営地下鉄の四ツ橋線に乗った事があるのですが気のせいかJR東日本所属の207系900番台のVVVFインバーターの音に似ている感じがしました。
この御堂筋線VVVF改造車は動画を見せて頂いた感じIGBT制御のようですね。 時代的に当然の流れだとは思いますが。

by ネオ・アッキー (2008-08-16 21:29) 

岸田法眼

ネオ・アッキーさん、こんばんは。どうもありがとうございます。

新20系のVVVFインバータ制御はGTOサイリスタですので、JR東日本207系試作車と同一です(メーカーまではわかりません)。音は気のせいかもしれませんが、新20系のほうがカン高いですね。アルミの2代目20系は地下鉄初採用のVVVFインバータ制御ということもあるのか、不気味な音を出していた印象があります。

大阪市営地下鉄はアルミの2代目20系が近鉄けいはんな線の運転に対応できるよう、VVVFインバータ制御はIGBTにチェンジされており、今回の10系第17・18・23・25編成もそれになりました。
by 岸田法眼 (2008-08-16 21:54) 

住吉人

こんばんは。
10系第17編成に乗車ですか。
IGBTインバータ音は、中央線用20系よりかなり静かだと思いますので、耳を澄ませないと電動車か付随車かわかりづらいときがあります。
第18編成もそうですが東急車輛製で他のメーカーと異なり、ドア開閉音が異なりますね。
天王寺待避線進入時には冷房をOFFにして、天王寺発車後冷房をONにします。
冷房の効きは、ONの時よく冷えます。
by 住吉人 (2008-08-17 20:21) 

清荒神

初めまして!
トラックバック有難うございます。
こちらからもさせて頂きますね。
by 清荒神 (2008-08-17 22:07) 

岸田法眼

住吉人さん、こんばんは。どうもありがとうございます。

中央線20系とは最高速度が異なることもあるのでしょうが、静かですね。電車であることが信じられないような気もします。

東急車輛製のドアの開閉音ですが、同時期に新製した東急8500系もそうです。現在の東急車輛製の東急は御存知の通り、5000系シリーズを大量生産しておりますが、ドアの音は変わっておりますね。

天王寺折り返し電車は一旦、冷房をOFFにするのですね。初めて知りました。大阪市交通局の規定なのか、地球温暖化阻止に関連しているのかはわかりませんが、徹底しておりますね。
by 岸田法眼 (2008-08-17 22:18) 

岸田法眼

清荒神さん、どうもありがとうございます。

関西の鉄道を広く御紹介なさっているようですね。個人的に大阪市営地下鉄は風情を感じます。

またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2008-08-17 22:24) 

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