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日本赤十字社では、2011年3月14日(月曜日)から2012年3月31日(土曜日)まで、義援金を受け付けております。郵便局をはじめ、一部の銀行やコンビニエンスストアでも受け付けております。ぜひ御利用下さい。
くわしくは、こちらをアクセスしてください。
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〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行き [汽車旅2010番外編]
◆地平ホームでは記念グッズ販売

2001年3月3日(水曜日)17時頃、JR東日本上野へ。ちょうど知人からケータイメールが入り、上野で特製の弁当を売っているという。地平ホームへ行くと、寝台特急〈北陸〉、急行〈能登〉の引退記念グッズを3月1日(月曜日)から、3月12日(金曜日)まで販売している。17時台はまばらだが、カウントダウンが近づくにつれて、銀行ATMの毎月25日(曜日によって変動あり)と同じ状況になるのだろう。2009年3月13日(金曜日)の寝台特急〈富士〉〈はやぶさ〉の記念グッズうりばは「渋滞」という言葉がふさわしいほど、長蛇の列だった。

柱には489系のJR西日本金沢総合運転所への返却回送を兼ねてなのか、臨時特急〈とき〉(団体運行扱い)が3月14日(日曜日)に運行するという。かつてのエル特急〈とき〉は、個人的には181系のイメージが強いため、それを彷彿させる走りを魅せるのだろう。

弁当屋へ行くと、知人のケータイメールどおり、『さよなら寝台特急北陸記念弁当』と『ありがとう急行能登記念弁当』の2種類を各1,000円で販売。日本レストランエンタプライズ製で、JR東日本には商品化の許諾、JR西日本には承認をそれぞれ得ている。購入するか否か迷ったが、今回は〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きに乗るのだから、『ありがとう急行能登記念弁当』を選ぶ。
◆太っ腹なサービス

東北本線7・8番線に行くと、8番線には185系200番代の〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きが発車を待っている。大宮寄りにあるライナー券売機には、早くも列ができており、どう見てもレールファンであることがわかる。〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きのライナー券はまだ販売しており、残席数があるのを知っていながら、買わないのだから。
18時00分に〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きが発車。すでに長蛇の列ができており、先頭に並ぶレールファンは一歩前進する。〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きのライナー券は、18時05分に販売を開始するため、固唾を呑んで5分後を待つ。
18時05分、ついに〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きのライナー券が販売開始し、ライナー券売機上にある残席数は「288」を掲示。飛ぶように売れて残席数は、みるみるうちに減ってゆく。まるで国政選挙速報の残り議席数のようだ。今の時間なら間違いなく買えるとはいえ、残席数を気にしてしまう。
いよいよライナー券売機へ。1・5円玉以外の硬貨と千円札しか使えず、Suicaも使えない。不親切な気がするものの、千円札を入れて、ライナー券をGET!! 券面を見ると、「1~9号車にご乗車下さい」と案内されており、なんと、この料金でグリーン車に乗れる。『JR時刻表』にはグリーン車のマークがなく、“普通車扱い”で乗れるという太っ腹なサービスだ。


※画像上段は489系、下段は185系200番代のヘッドマーク
18時16分、8番線にJR西日本489系の〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行き(7号車モハ488-2)が入線。489系及び185系200番代は〈ホームライナー古河〉の運用も兼ねているため、ヘッドマークは「ホームライナー」のまま。しかし、489系はなぜかヘッドマークが光らないことにお気づきだろうか。
それは急行〈能登〉のヘッドマークの上に、「ホームライナー」がフタのような役割で“重ねて貼り”しているのである。これにより、ヘッドマークが光らないのだ。光ってしまうと、急行〈能登〉が浮かび上がるため、見た目がよくないのだろう。また、車内の案内表示や車体側面のサボは急行〈能登〉のままで、他社所属の車両である以上、いじくることが許されないようだ。


※画像上段は489系(コンデジ撮影)、上段は185系200番代(デジイチ撮影)の方向幕
〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きが入線した当初、方向幕は誤って「古河」を表示していたが、ほどなくして「鴻巣」に改めたものの、JR西日本所属車のせいか、「ホームライナー」の表示がなかった。また、ボディーは傷んでおり、悲壮感が漂う。

グリーン車のドアが開くものの、ライナー券をチェックする駅員は、“ブリッジ役”の鉄板を設置してから乗車を開始する。電車とホームに段差があるため、ケガのないよう、配慮しているのだ。ちなみにJR東日本485系の一部は、ステップを埋め込んでおり、現代基準に合わせているものの、一部の駅は段差が激しいため、ステップの力が必要だ。

ライナー券を提示して、車内へ。先乗りのレールファンは“本命”のグリーン車へ。〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きもそうだったが、グリーン車が1番先に埋まる。500円で特急形電車のグリーン車に乗れるわけだから、レールファンでなくても、至福のひとときを過ごすだろう。

“対抗”は6号車で、車内の半分はラウンジ&コンビニエンスカーに改造されており、座席定員は9両編成の中では1番少ない。しかし、ラウンジ&コンビニエンスカーで全区間陣取るつもりでいる乗客がいるのかもしれない。ここは憩いの場なので、ずーっと坐るのはいかがなものだろうか。


普通車は1・9号車がリクライニングシートにチェンジ。ほかの普通車は簡易リクライニングシートで、厚みを増して、背面にテーブルを設置しているため、居住性が向上している。帰宅するサラリーマンは、背面のテーブルを引き出して、早くも日本酒の口金を切って、プライベートの時間を静かに宣言している。乗客の中には口うるさい管理職の方がいるかもしれないが、仕事終わりの一杯は、自分への癒しになるのだろう。
ライナー券は飛ぶように売れ、私は7号車に陣取ったが、空席を探しに前へと進んでゆく。乗車口が限定されている列車ならではの光景だろう。
◆記念弁当はどちらに軍配をあげる?

私も背面のテーブルを引き出して、『ありがとう急行能登記念弁当』で夕食にする。イクラごはん、うなぎごはん、ブリの照り焼き、サツマイモの甘煮(Umani)、有頭海の老煮、蓮根の金平(Kinpira)、カニの爪焼き、菜の花のおひたし、玉子焼き、イカとサケの麹和(こうじあ)え、ホタテ、ニンジン、タケノコの煮物が入っており、これで1,000円というのは納得。もし、電子レンジでもあれば、よりおいしく食べられるだろう。イクラごはん、うなぎごはんという“ツートップ”はかなりインパクトがある。

後日、知人に会った際、『さよなら寝台特急北陸記念弁当』のほうが「おいしい」と言う人が多いということで、そちらも購入した。中身は鳥そぼろと玉子そぼろの2色ごはん、サケの塩焼き、カニカマロール、有頭海の老煮、ポテトサラダ、山ウドのしょうゆ漬け、カニ爪フライ、菜の花のおひたし、スパゲッティーナポリタン、野沢菜漬、サトイモ、ニンジン、ゴボウ、タケノコの煮物が入っている。そして、この弁当の目玉は、デザートの役割を果たす〈北陸〉記念祝羊羹(Yohkan)で、強烈なインパクトを与える(運行を取りやめるというのに、お品書きに「祝」を使うのは、いかがなものだろうか)。
品数は『さよなら寝台特急北陸記念弁当』のほうが若干多いものの、個人的には『ありがとう急行能登記念弁当』に軍配をあげる。ごはんの組み合わせは、急行のほうが“豪華”で、寝台特急が“庶民的”だからだ。また、個人的にある理由もあるが、ここは割愛しよう。
◆着席志向の高さに驚き

発車5分前に相席となり、「まもなく発車します」という車掌の放送もなく、発車ベルだけが響き、18時40分に発車。上野はほとんどのホームで、発車メロディーを使わっておらず、“北の玄関口”というプライドを保ち続けている。「東北縦貫線」と呼ばれる東北本線東京―上野間の複線増設工事が完了して、東海道本線に直通するようになっても、その姿勢は変わらないのだろう。
日暮里を通過して、山手線、京浜東北線(戸籍上は東北本線)に分かれると、推進運転をする寝台特急〈北斗星〉札幌行きの回送とすれ違う。2010年3月13日(土曜日)のダイヤ改正には間に合わなかったが、EF510形500番代にチェンジされる日がせまっており、EF81形を撮るレールファンが増えてゆくことだろう。
7号車は客室とデッキの仕切りドアが開けっぱなしだが、気にならない様子。思ったほど速くなく、車内も朝ラッシュから始まる“激務”を終えたからか、ゆったりした雰囲気である。ちなみに〈ホームライナー鴻巣〉〈ホームライナー古河〉は、下りのみの運行で、上りは存在しない。

南浦和でようやく“本気”を出すものの、高架に上がるための“馬力相撲”で、18時59分、浦和に到着。上野しか乗車できないため、ホームの行先案内板には「ご乗車できません」と注意をうながしている。
浦和から全車の乗降用ドアが開閉するものの、上野を発車して、まだ19分しか経過していないが、早くも若干の降車客がいた。20分もかからないのに、500円を投資するとは太っ腹だ。また、次の大宮でも少々降りてゆき、相席となったサラリーマンもここで腰をあげるが、上野を発車して、まだ27分しかたっていないのに、着席志向の高さには驚くばかりだ。〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きは途中駅で、普通電車を追い抜くわけではないのに。


19時08分に大宮を発車すると、ここから高崎線に入るが、天井の冷房吹き出し口を見て、驚いた。冷房吹き出し口には「切」「送風」「弱冷」「強冷」のボタンがある。これはデッキ寄りにもあり、乗客が操作することが可能なように見えるが、普通は乗務員以外、誰も触らないだろう。この冷房吹き出し口を見ると、昔を感じさせる。かつて、臨時快速〈ムーンライト九州〉に乗ると、空調や照明は、車掌が各車両で調節していたことを思い出す。
国鉄特急車の冷房装置の多くは屋根上、381系は床下に設置されているが、交直流電車のモハ480・482・484・488形は車内(厳密に言えば「床上」)にも設置されている。これは屋根上に変圧機器類が多数搭載されているためで、特急サービスの低下が許されないゆえ、定員を若干減少せざるを得なかった。

上尾でまとまった下車客が発生し、ついに無人の座席が発生したが、行先案内板は「次は桶川に停車致します」と表示。ライナー券なしでの乗車が可能なような案内につられてか、7号車に女性1人が乗ってきた。もしかすると、別の車両から移ったのかもしれない。

桶川は“エキナカ日高屋”で、改札を出なくても食事ができるというのは面白く、北本を過ぎ、19時30分、終点鴻巣2番線に到着した。

この電車は折り返し、回送となり、19時42分に発車。入れ替わるかの如く、3番線に特急〈あかぎ5号〉前橋行きが勢いよく通過した。
★備考
①eyeVio「寝台特急〈北陸〉フォーエヴァー」
②掲載している画像と動画の一部は、別の日に撮影しております。
③参考資料として、三栄書房刊行、『鉄道のテクノロジーVol.6』を使用。
④さすらいのライターのRailway Voice. 「〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きVoice Version.」
★おまけ
★お知らせ
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⑤私の執筆記事が掲載されている三栄書房刊行、『鉄道のテクノロジーVol.6』が好評発売中です。くわしくは、こちらへどうぞ(御意見などもこちらへ)。
⑥2011年3月の予定で、芸文社より私の著書が発売されます。首を長ーくしてお待ちいただければ、さいわいです。
⑦コメントのURL欄は、正確に入力していただきますよう、お願いいたします(公序良俗に反するものや、でたらめなものは承認いたしません)。




岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてーごっこ
2001年3月3日(水曜日)17時頃、JR東日本上野へ。ちょうど知人からケータイメールが入り、上野で特製の弁当を売っているという。地平ホームへ行くと、寝台特急〈北陸〉、急行〈能登〉の引退記念グッズを3月1日(月曜日)から、3月12日(金曜日)まで販売している。17時台はまばらだが、カウントダウンが近づくにつれて、銀行ATMの毎月25日(曜日によって変動あり)と同じ状況になるのだろう。2009年3月13日(金曜日)の寝台特急〈富士〉〈はやぶさ〉の記念グッズうりばは「渋滞」という言葉がふさわしいほど、長蛇の列だった。
柱には489系のJR西日本金沢総合運転所への返却回送を兼ねてなのか、臨時特急〈とき〉(団体運行扱い)が3月14日(日曜日)に運行するという。かつてのエル特急〈とき〉は、個人的には181系のイメージが強いため、それを彷彿させる走りを魅せるのだろう。
弁当屋へ行くと、知人のケータイメールどおり、『さよなら寝台特急北陸記念弁当』と『ありがとう急行能登記念弁当』の2種類を各1,000円で販売。日本レストランエンタプライズ製で、JR東日本には商品化の許諾、JR西日本には承認をそれぞれ得ている。購入するか否か迷ったが、今回は〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きに乗るのだから、『ありがとう急行能登記念弁当』を選ぶ。
◆太っ腹なサービス
東北本線7・8番線に行くと、8番線には185系200番代の〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きが発車を待っている。大宮寄りにあるライナー券売機には、早くも列ができており、どう見てもレールファンであることがわかる。〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きのライナー券はまだ販売しており、残席数があるのを知っていながら、買わないのだから。
18時00分に〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きが発車。すでに長蛇の列ができており、先頭に並ぶレールファンは一歩前進する。〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きのライナー券は、18時05分に販売を開始するため、固唾を呑んで5分後を待つ。
18時05分、ついに〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きのライナー券が販売開始し、ライナー券売機上にある残席数は「288」を掲示。飛ぶように売れて残席数は、みるみるうちに減ってゆく。まるで国政選挙速報の残り議席数のようだ。今の時間なら間違いなく買えるとはいえ、残席数を気にしてしまう。
いよいよライナー券売機へ。1・5円玉以外の硬貨と千円札しか使えず、Suicaも使えない。不親切な気がするものの、千円札を入れて、ライナー券をGET!! 券面を見ると、「1~9号車にご乗車下さい」と案内されており、なんと、この料金でグリーン車に乗れる。『JR時刻表』にはグリーン車のマークがなく、“普通車扱い”で乗れるという太っ腹なサービスだ。
※画像上段は489系、下段は185系200番代のヘッドマーク
18時16分、8番線にJR西日本489系の〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行き(7号車モハ488-2)が入線。489系及び185系200番代は〈ホームライナー古河〉の運用も兼ねているため、ヘッドマークは「ホームライナー」のまま。しかし、489系はなぜかヘッドマークが光らないことにお気づきだろうか。
それは急行〈能登〉のヘッドマークの上に、「ホームライナー」がフタのような役割で“重ねて貼り”しているのである。これにより、ヘッドマークが光らないのだ。光ってしまうと、急行〈能登〉が浮かび上がるため、見た目がよくないのだろう。また、車内の案内表示や車体側面のサボは急行〈能登〉のままで、他社所属の車両である以上、いじくることが許されないようだ。
※画像上段は489系(コンデジ撮影)、上段は185系200番代(デジイチ撮影)の方向幕
〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きが入線した当初、方向幕は誤って「古河」を表示していたが、ほどなくして「鴻巣」に改めたものの、JR西日本所属車のせいか、「ホームライナー」の表示がなかった。また、ボディーは傷んでおり、悲壮感が漂う。
グリーン車のドアが開くものの、ライナー券をチェックする駅員は、“ブリッジ役”の鉄板を設置してから乗車を開始する。電車とホームに段差があるため、ケガのないよう、配慮しているのだ。ちなみにJR東日本485系の一部は、ステップを埋め込んでおり、現代基準に合わせているものの、一部の駅は段差が激しいため、ステップの力が必要だ。
ライナー券を提示して、車内へ。先乗りのレールファンは“本命”のグリーン車へ。〈ホームライナー鴻巣1号〉鴻巣行きもそうだったが、グリーン車が1番先に埋まる。500円で特急形電車のグリーン車に乗れるわけだから、レールファンでなくても、至福のひとときを過ごすだろう。
“対抗”は6号車で、車内の半分はラウンジ&コンビニエンスカーに改造されており、座席定員は9両編成の中では1番少ない。しかし、ラウンジ&コンビニエンスカーで全区間陣取るつもりでいる乗客がいるのかもしれない。ここは憩いの場なので、ずーっと坐るのはいかがなものだろうか。
普通車は1・9号車がリクライニングシートにチェンジ。ほかの普通車は簡易リクライニングシートで、厚みを増して、背面にテーブルを設置しているため、居住性が向上している。帰宅するサラリーマンは、背面のテーブルを引き出して、早くも日本酒の口金を切って、プライベートの時間を静かに宣言している。乗客の中には口うるさい管理職の方がいるかもしれないが、仕事終わりの一杯は、自分への癒しになるのだろう。
| 〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行き編成表 | |||||
| 乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 | |
| 鴻巣 | 9 | クハ489- | 3 | ○ | 自由席 |
| 8 | モハ489- | 2 | ○ | 自由席 | |
| 7 | モハ488- | 2 | ○ | 自由席 | |
| 6 | モハ489- | 21 | ○ | 自由席、ラウンジ&コンビニエンスカー | |
| 5 | モハ488- | 206 | ○ | 自由席 | |
| 4 | サロ489- | 27 | ○ | グリーン車(普通車扱い) | |
| 3 | モハ489- | 22 | ○ | 自由席 | |
| 2 | モハ488- | 207 | ○ | 自由席 | |
| 上野 | 1 | クハ489- | 503 | ○ | 自由席 |
| 上野のみ乗車可能 | |||||
ライナー券は飛ぶように売れ、私は7号車に陣取ったが、空席を探しに前へと進んでゆく。乗車口が限定されている列車ならではの光景だろう。
◆記念弁当はどちらに軍配をあげる?
私も背面のテーブルを引き出して、『ありがとう急行能登記念弁当』で夕食にする。イクラごはん、うなぎごはん、ブリの照り焼き、サツマイモの甘煮(Umani)、有頭海の老煮、蓮根の金平(Kinpira)、カニの爪焼き、菜の花のおひたし、玉子焼き、イカとサケの麹和(こうじあ)え、ホタテ、ニンジン、タケノコの煮物が入っており、これで1,000円というのは納得。もし、電子レンジでもあれば、よりおいしく食べられるだろう。イクラごはん、うなぎごはんという“ツートップ”はかなりインパクトがある。
後日、知人に会った際、『さよなら寝台特急北陸記念弁当』のほうが「おいしい」と言う人が多いということで、そちらも購入した。中身は鳥そぼろと玉子そぼろの2色ごはん、サケの塩焼き、カニカマロール、有頭海の老煮、ポテトサラダ、山ウドのしょうゆ漬け、カニ爪フライ、菜の花のおひたし、スパゲッティーナポリタン、野沢菜漬、サトイモ、ニンジン、ゴボウ、タケノコの煮物が入っている。そして、この弁当の目玉は、デザートの役割を果たす〈北陸〉記念祝羊羹(Yohkan)で、強烈なインパクトを与える(運行を取りやめるというのに、お品書きに「祝」を使うのは、いかがなものだろうか)。
品数は『さよなら寝台特急北陸記念弁当』のほうが若干多いものの、個人的には『ありがとう急行能登記念弁当』に軍配をあげる。ごはんの組み合わせは、急行のほうが“豪華”で、寝台特急が“庶民的”だからだ。また、個人的にある理由もあるが、ここは割愛しよう。
◆着席志向の高さに驚き
発車5分前に相席となり、「まもなく発車します」という車掌の放送もなく、発車ベルだけが響き、18時40分に発車。上野はほとんどのホームで、発車メロディーを使わっておらず、“北の玄関口”というプライドを保ち続けている。「東北縦貫線」と呼ばれる東北本線東京―上野間の複線増設工事が完了して、東海道本線に直通するようになっても、その姿勢は変わらないのだろう。
日暮里を通過して、山手線、京浜東北線(戸籍上は東北本線)に分かれると、推進運転をする寝台特急〈北斗星〉札幌行きの回送とすれ違う。2010年3月13日(土曜日)のダイヤ改正には間に合わなかったが、EF510形500番代にチェンジされる日がせまっており、EF81形を撮るレールファンが増えてゆくことだろう。
7号車は客室とデッキの仕切りドアが開けっぱなしだが、気にならない様子。思ったほど速くなく、車内も朝ラッシュから始まる“激務”を終えたからか、ゆったりした雰囲気である。ちなみに〈ホームライナー鴻巣〉〈ホームライナー古河〉は、下りのみの運行で、上りは存在しない。
南浦和でようやく“本気”を出すものの、高架に上がるための“馬力相撲”で、18時59分、浦和に到着。上野しか乗車できないため、ホームの行先案内板には「ご乗車できません」と注意をうながしている。
浦和から全車の乗降用ドアが開閉するものの、上野を発車して、まだ19分しか経過していないが、早くも若干の降車客がいた。20分もかからないのに、500円を投資するとは太っ腹だ。また、次の大宮でも少々降りてゆき、相席となったサラリーマンもここで腰をあげるが、上野を発車して、まだ27分しかたっていないのに、着席志向の高さには驚くばかりだ。〈ホームライナー鴻巣3号〉鴻巣行きは途中駅で、普通電車を追い抜くわけではないのに。
19時08分に大宮を発車すると、ここから高崎線に入るが、天井の冷房吹き出し口を見て、驚いた。冷房吹き出し口には「切」「送風」「弱冷」「強冷」のボタンがある。これはデッキ寄りにもあり、乗客が操作することが可能なように見えるが、普通は乗務員以外、誰も触らないだろう。この冷房吹き出し口を見ると、昔を感じさせる。かつて、臨時快速〈ムーンライト九州〉に乗ると、空調や照明は、車掌が各車両で調節していたことを思い出す。
国鉄特急車の冷房装置の多くは屋根上、381系は床下に設置されているが、交直流電車のモハ480・482・484・488形は車内(厳密に言えば「床上」)にも設置されている。これは屋根上に変圧機器類が多数搭載されているためで、特急サービスの低下が許されないゆえ、定員を若干減少せざるを得なかった。
上尾でまとまった下車客が発生し、ついに無人の座席が発生したが、行先案内板は「次は桶川に停車致します」と表示。ライナー券なしでの乗車が可能なような案内につられてか、7号車に女性1人が乗ってきた。もしかすると、別の車両から移ったのかもしれない。
桶川は“エキナカ日高屋”で、改札を出なくても食事ができるというのは面白く、北本を過ぎ、19時30分、終点鴻巣2番線に到着した。
この電車は折り返し、回送となり、19時42分に発車。入れ替わるかの如く、3番線に特急〈あかぎ5号〉前橋行きが勢いよく通過した。
★備考
①eyeVio「寝台特急〈北陸〉フォーエヴァー」
②掲載している画像と動画の一部は、別の日に撮影しております。
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岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてーごっこ
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寝台特急〈北陸〉フォーエヴァー(岸田法眼のRailway Blog.Season 6 2010-03-18 02:10)
◆前日からマスコミが取材 2010年3月12日(金曜日)、21時20分過ぎにJR東日本上野へ。15番線の前にあるグッズうりばは、思ったほど長蛇の列ではない。2009年3月13日(金曜日)の寝台特急〈はやぶさ〉〈富士〉は、真っ昼間から長蛇の列だったので、意外に思える。2010年3月1日(…[続く]
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岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてー ごっこ









このたび、「新快特のぶろぐ」に代わり、
新ブログ「VIVA LA TRAIN !」を開設いたしました。
内容は相変わらずなものですが、
どうかよろしくお願いいたします。
URL:http://viva-la-train.blog.so-net.ne.jp/
by 新快特 (2010-03-14 21:02)
新快特クン、どうもありがとうございます。
早速、新ブログを拝見しましたが、489系を取り上げておりますね。実は今回の記事で、ボンネット編成に乗車したのは最初で最後になりそうです。
by 岸田法眼 (2010-03-14 23:43)
私も能登弁当のほうがおいしいと思いましたっ☆
ボンネット車両ははやりもう見られなくなってしまうのでしょうか?
臨時でもたまに走らせてほしいです。
by haru (2010-03-15 08:41)
haruさん、どうもありがとうございます。
どちらの弁当も納得する価格ですが、包装紙は『さよなら寝台特急北陸記念弁当』のほうが長いですねぇー。包装紙とお品書きは自宅で保管しております。
489系はボンネット先頭車しか残っていなかったようで、車両形式自体も絶滅の危機にあります。ダイヤ改正以降も特急〈はくたか〉の代走や臨時便で、その勇姿を見せることができるのかが注目されますね。
by 岸田法眼 (2010-03-16 01:04)