So-net無料ブログ作成
『波瀾万丈の車両』、2018年9月7日(金曜日)発売!!

拙著『波瀾万丈の車両』、発売中!! くわしくは、こちらへ


事業概要.jpg


 ●お問い合わせ、御依頼はこちらへ。

     

・Railway Blogのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。

・Railway Blogに掲載されている本文、画像などの著作権は、各国の著作権法、各種条約及び、その他の法律で保護されています。これらのデータなどについて、私的使用、その他、法律で明示されている範囲を超えて、許可なく引用、複製、改編、転用、電磁的加工、送信、頒布、二次使用するなどの一切の行為は禁止しております。著作権法に関係なく、ルール、マナー、エチケットをすべて守っていただきますよう、お願いいたします(該当する行為があった場合、当方の顧問弁護士より、賠償金を請求させていただきます。必ずお支払いください)。また、新聞、雑誌など、各種メディア関係者で本文や画像の利用等を希望される場合は、お問い合わせフォームを御利用ください(原則として、本文や画像は有償とさせていただきます)。

特急〈スーパーおおぞら14号〉札幌行き、第1ニニウトンネル火災及び脱線事故 [鉄道評論]

2011年5月27日(金曜日)21時55分頃、JR北海道石勝線占冠―新夕張間の第1ニニウトンネル内で、特急〈スーパーおおぞら14号〉札幌行きが緊急停止。火災及び脱線が発生した。  

本来、トンネル内における非常事態が発生した場合は、脱出後に緊急停止しなければならない。これは国鉄時代、当時客車だった急行〈きたぐに〉青森行きが北陸トンネル内で食堂車から出火し、そのあとただちに緊急停止したため、多くの犠牲者を出す大惨事となった。これにより、国鉄は規約を改めたほか、分散電源方式客車の新製を中断した。  

今回は第1ニニウトンネルに入る前に脱線、同トンネルで火災がそれぞれ発生した模様だという。また、5月28日(土曜日)の夕方のニュースで、JR北海道が記者会見を開き、避難体制に不備があったことを認め、謝罪をした。  

事故の原因はよくわからないものの、毎日新聞によると、車掌(60歳)が同トンネルの出口を確認しに車外に出ており、10分後に避難を呼びかけたという。なぜ、運転士ではなく、車掌が車外に出たのだろうか? また、“脱線した2号車に乗っている乗客が、火災発生を車掌に伝えているのでは?”と考えたくもなるが、もし、あればただちに前方へ避難させるべきではなかっただろうか。車掌が敏速に対応していたら、40人(乗員、乗客)が救急搬送されることはなかっただろうし、一部の乗客は荷物を捨てることなく、同トンネルを脱出したことだろう。この火災事故で犠牲者が発生しなかったのは不幸中の幸いである。  

同区間は長大トンネルが多く、同トンネルの全長は685メートルで、短いほうである。この日の気温はよくわからないが、北海道の5月はまだ寒さが残る。  

事故を起こしたキハ283系は振子気動車で、平成9年(1997年)3月22日(土曜日)にデビュー。営業運転では130㎞/hを出しているが、設計最高速度は145㎞/hで、JR北海道は「国内最強気動車」と自負している。  

今回の事故で、緊急停止位置から約2キロ離れた地点で部品の欠落と脱線痕が発見されており、運転士は同トンネル手前で車両の異常を把握したのかどうかが気になる。もし、早いうちに車両の異常に気づいていたら、こんな惨事にならずにすんだのではないだろうか。  

JR北海道はただちに避難誘導の見直しを行なうだろう。そして、振子車両、車体傾斜装置つきの車両の見直しも考えられる。

今回の事故とは関係ないが、JR西日本は2012年夏に特急〈くろしお〉用287系を投入するものの、振子車両ではない。また、JR東日本も振子車両は中央本線用のE351系のみで、同線を走るE257系は“継承見送り”となっている。そして、JR四国2000系はすでに車両リニューアルを発表しており、今回の事故を受けて、火災対策や部品落下防止の強化を検討するかもしれない。  

以前にも述べたが、今後は護輪軌条の設置を義務化するべきではないだろうか。一部の曲線だけでは物足りないし、直線にも敷設して、万全磐石の態勢を整えるべきだろう。ただし、護輪軌条を敷設しても、事故が起こらない保障はない。  

負傷された皆様、謹んでお見舞い申し上げます。

★備考

①毎日新聞「スーパーおおぞら:白煙で40人病院搬送 車輪が脱線」 

②讀賣新聞
「特急火災、トンネル内で停車… 39人搬送」
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

ブロガーの皆様、御登録をお待ちしております。